2018年上演ラインナップ

生の音楽と言葉を大事にしているこんにゃく座が贈るカラフルでおしゃれで痛快なコメディオペラ お調子者の召使いアルレッキーノは、いつもお腹をすかせている道化もの。二人の主人に仕えれば、給料も食事も二倍になると、うまいこと二人の主人に仕えていたが、次第にボロがでててんやわんやの大騒ぎに。衣裳は中世ヨーロッパ調、登場人物がオルゴール人形のように動く夢のような舞台です。 原作／カルロ・ゴルドーニ 台本・演出／加藤直 作曲／萩京子 出演／こんにゃく座歌役者、楽士 オペラシアターこんにゃく座 会場：船橋市民文化ホール

「倚りかからず」「わたしが一番きれいだったとき」などの女性詩人・茨木のり子の世界を、グループる・ばるの3人が演じます 多くの清冽な詩で知られる茨木のり子、死後に遺された1冊の詩集をめぐる物語。熟練されたグループる・ばるのメンバーに加え、木野花、小林隆の初演メンバーのほか、個性豊かな新キャストも加わり、新たな「蜜柑とユウウツ」にご期待ください。 作／長田育恵 演出／マキノノゾミ 出演／松金よね子、岡本麗、田岡美也子、木野花　他 グループる・ばる 会場：船橋市民文化ホール

観た後に、勇気が湧いた、元気が出た、心が優しくなったと未来に向かって生きていくために、心に栄養を注いでくれる芝居です 昭和の初めの頃―。食いつめて“自分を売る”より仕方がなくなった男たちが、函館の港に集まって来た。蟹工船・博光丸はボロ船、漁夫、雑夫たちは重労働と粗悪な食事で身体を悪くし、「このままでは殺される…」とついに自分たちの力でストライキを起こしたが…。観た後に勇気が湧いて元気も出た、心が優しくなったと未来に向かって生きていくために心に栄養を注いでくれる実は明るい芝居です。 原作／小林多喜二 脚色／大垣肇 演出／印南貞人・川池丈司 出演／北村耕太郎、井上鉄夫、笹岡洋介、下落合秋　他 東京芸術座 会場：船橋市民文化ホール

寄り添って支え合って生きていくことの大切さを感じる、人間喜劇の傑作です 東京オリンピックの前年、金融業を営んでいる武市浩蔵が、妾の家で亡くなった。妾宅で葬儀をしようと準備をしているところに、本妻が駆け込んでくる。浩蔵の妹も現れ、通夜の席で初めて三人が顔を合わせ…。文化座の財産演目であり、社会性とエンターテイメントを兼ね備えた人間喜劇の傑作です。 原作／有吉佐和子 脚本／小幡欣治 演出／西川信廣 出演／佐々木愛、有賀ひろみ、阿部敦子、佐藤哲也　他 劇団文化座 会場：船橋市民文化ホール

三遊亭圓朝が創作した怪談噺の傑作を舞台化。笑いが凌駕し、江戸の人情が機微よく描かれた文学座の財産演目 カランコロン、カランコロン、闇夜に響く下駄の音…。三遊亭圓朝の落語が底本となっているため、「怪談」でありながらも笑いが凌駕し、また江戸の人情が機微よく描けています。着物での立ち居振る舞いは、文学座が80年の歴史の中で育んだ、他にはない最大の見せどころです。この作品を観終わって、江戸の昔と現代が何も変わらないこと。恐いのは幽霊ではなく生きている人間の「業」の深さと実感します。 原作／三遊亭圓朝 脚本／大西信行 演出／鵜山仁 出演／富沢亜古、早坂直家、釆澤靖起　他 文学座 会場：船橋市民文化ホール

伝説の女優マレーネ・ディートリッヒが 旺なつきにより蘇ります！ 圧巻の舞台をお楽しみに。 ★1970年代、代表的な大女優であるマレーネが、コンサートのためにパリを訪れます。楽屋入りしてからコンサートの幕が閉じるまで、インタビューやリハーサル、その数時間の物語。老いとプライド、そして祖国への思いが交錯します。信念を曲げずに戦争という時代を生き抜いたマレーネの生き様が見どころです。ピアノとアコーディオンの生演奏で14曲が劇中で歌われます。 作 ／パム・ジェムス 演出／田中正彦 出演／旺なつき、竹口安芸子、 熊谷めぐみ 演奏／佐藤拓馬（ピアノ）、伊藤ちか子（アコーディオン）　　　　   T-PROJECT 会場：船橋市民文化ホール